当院では以下の機器について医療機器共同利用を行っています。

MRI装置

磁場と電波で撮像する、X線被ばくのない画像診断装置

当院では1.5テスラMRI装置を設置しております。MRI装置は強い磁石と電波を使って、体の内部の状態を画像化する検査です。X線を用いないので、放射線被曝がなり、優しい検査です。脳や脊髄・臓器・筋肉・関節・血管など全身領域の検査ができます。また様々な方向の断層像が得られます。当院のMRI装置は、開口径63cmで広い空間で安心して検査を受けていただくことができます。

CT装置

80列マルチスライスCT

当院ではキャノン社製80列MDCTが稼動しており、短時間でX線管球が身体の回りを1回転している間に80スライス(断面)の画像データを収集することができます。10秒程度の1回の息止めで肺などの全域を撮影できます。 その結果、単に画像が速く綺麗に撮れるということにとどまらず、縦方向の画像や3D画像も検査後にコンピュータで計算させて作成することができ、従来よりもはるかに有用なものとして活用できるようになっております。

骨密度検査装置

Horizon X線骨密度測定装置(Hologic社)

骨粗しょう症を調べる検査で、腰椎 , 大腿骨 , 全身 , 前腕骨の骨密度測定装置です。
精度の高い骨密度の検査が可能で、骨粗しょう症の診断や治療薬の効果を確認するのに欠かせません。
検査にかかる時間は5分程度で、測定結果も骨年齢で表示するなど、患者様に分かりやすくなっています。

乳房X線検査 (マンモグラフィ)

当院では「女性技師」がマンモグラフィ撮影を行います。

乳がん検診では、これまで乳房の視触診が行なわれていましたが、これだけでは不十分であることがわかり、厚生労働省の指導によってマンモグラフィが徐々に普及してきています。
乳がんは30代から増え始め、40代後半で最も発症率が高くなります。そのため30歳からの自己検診と40歳からのマンモグラフィ検診が推奨されています。

医療機器共同利用について

医療機器共同利用とは

 病院が保有している医療機器を、地域の開業医の方々にも利用していただくシステムです。

当院での医師による診察及び窓口会計はなく、検査のみを行い、会計やレセプト請求はご依頼元の医療機関でおこなっていただきます。

 患者様には、検査終了後はそのままご帰宅いただけますので、患者様の待ち時間を大幅に短縮できるメリットがあります。

共同利用できる検査について

共同利用の流れについて

検査の依頼・予約

  • 患者様のご都合を確認し、共同利用申込書を記載し、当院あてにFAX送信をお願いいたします。折り返し予約日時をお知らせいたします。
  • 患者様に予約日時をお伝えください。また、MRIの場合には「MRI検査問診票」の記載もおこない、当院にあててFAX送信をお願いいたします。
  • 「MRI検査問診票」は患者様にお渡しし、検査当日に当院へ持参していただくようご説明ください。
STEP
1

検査当日の流れ

  • ご来院は検査予約時間の30分前に受付にお願いします。
  • 患者様は保険証またはマイナンバーカードを持参し、当院の医事課窓口で受付をしていただきます。
  • 検査終了後、そのままご帰宅いただきます。検査データDVDはご依頼医療機関様に郵送します。データDVDの持ち帰りを選択されていた場合には、患者様にお渡しした後に帰宅となります。
STEP
2

利用料金について

  • 1か月の検査料金を取りまとめた利用料金請求書と内訳書を送付いたします。請求書を受理した月の翌月末日までに指定する口座への振り込みをお願いします。
  • 依頼元医療機関で患者様への自己負担金の請求と検査・診断に関わる保険請求を行ってください。その際、レセプトには必ず「画診共同」と記載してください。
  • CTは16列以上64列未満マルチスライス型機器で請求してください。
STEP
3